学校生活の中で、運動ができるというのは大きな自信になりますよね。
苦手なことを人前でやらなくてはならないのは苦痛ですし、運動が苦手だと嫌な思いをすることも多いです。
ちなみに私は、走ったり飛んだりは得意でしたが、球技は苦手でした。バスケやバレーボールなどの時間は嫌でしたね。
大人になるとあまり関係なくなりますが、だんだん歳をとってくると、またもや運動の大切さが身に染みてきます。健康第一です。
運動はできたほうが絶対に良い!
自分の子供には文武両道を目指してほしい!
というわけで、運動が苦手だった息子に幼稚園年長の頃から空手を習わせることにしました。
これが大成功!習わせて本当に良かったです。
同じように子供の運動や習い事について悩んでいる方の参考になればと思います。
外遊びが好きじゃなく、運動も苦手だった子供
幼稚園年中くらいまでの息子は、
- ブランコや滑り台も怖くて苦手
- 自転車をこぐのもゆっくりで、さっぱり上達しない。そもそもあまり乗りたがらない。
- 人見知りが激しく、鬼ごっこなどの遊びも嫌い。
- 体操に力を入れている幼稚園だったけれど、鉄棒や跳び箱を見学していても、明らかに他の子よりできない。
- 好きなのは砂場遊びのみ
良くいえば(?)慎重な性格の子供だったので、遊具に対してもなかなか思い切った態度がとれず、元気に遊ぶという感じではなかったです。
幼少のころから運動不足というのはマズイので、せめてもと、外を一緒に歩いていました。お散歩は好きな子だったので。
男の子だし、運動ができないとこの先の学校生活で辛いこともあるだろうなと心配でした。
苦手なものが多いと学校も楽しくなくなってしまうし。あとは、活発な子たちからいじめられたり?
人間の運動能力というのは、3、4歳~12歳頃までにだいたい決まるそうです。この時期は「ゴールデンエイジ」と呼ばれています。
外遊びをしたがらないので、運動系の習い事をさせようと、まずはスイミングスクール、それから体操教室…と体験に行ってみましたが、息子はどこも気に入らず。
嫌がるところを無理やり行かせても、息子の性格からしても良くないだろうと思ったので、入会までには至りませんでした。
親の私も、小さい頃は外で遊ぶのが大好きだったけれど、成長するにつれ完全なるインドア派に。夫は小さい頃からずっとインドア派だそうで、どちらもスポーツに縁がないし、子供も似たのだろうと、運動面を伸ばすのはあきらめかけていました。
仮面ライダーのちから
5歳になり、男の子らしく仮面ライダーに興味を持ち、急におもちゃの剣を振り回したりするのが好きになった息子。
ライダーベルトを締めて剣を振り回す姿がなかなか様になっているを見て、ふと思い立ったのが、空手や合気道!
空手を習える場所はいくつか見つかったのですが、本格的な道場に行くよりは、気軽なスポーツクラブの体験会に連れて行ってみることにしました。
息子はおとなしいほうの性格だったので、やんちゃな子は苦手だったのですが、行ってみた空手教室は子供向けの少人数体制で、真面目そうな子たちばかり集まっていたので、息子にはちょうど良い雰囲気でした。
先生も女性だったので、迫力がありすぎないところがまた良かったです。
空手の型も、戦隊ポーズのようで面白かったらしく、
「ここなら習ってもいい」と息子も承諾。
レッスンの内容よりも、先生や教室の雰囲気が大事だと思っていたので、ぴったりな教室がすぐに見つかって運が良かったです。
スイミングや体操でも、教室の雰囲気が息子好みであれば良かったのですけれどね。
仮面ライダーのおかげで、空手とめぐり会えました。
1年もたたないうちに転勤で引っ越しになってしまいましたが、引っ越し先にとても良い空手道場があり、しかも流派も同じだったので、そのまましばらくは継続できました。
みんな真面目なので、問題なく溶け込めましたよ。
空手はチームプレイではなく個人技なので、人見知りする子でも抵抗なく始められるところも良いなと思います。
空手で身体能力アップ
空手のおかげで、息子の今まで気づかなかった面を知ることができました。
動きがトロくて運動音痴だと思っていたのは間違いだったようです。運動能力がどうこうという以前に、遊具に対する警戒心が強かったのだと気がつきました。
空手の基本動作は足腰の鍛錬になる動きばかりで、真似をしてみるとびっくりするほどにキツイのですが、頑張って耐える根性もあったようです。
私は体が先に動くやや無鉄砲なところがある子供だったので、息子の慎重で怖がりな性格に対して理解がなさすぎたのだなと反省しました。
空手の効果としては、しっかりと柔軟体操をしてからレッスンが始まるので、体が柔らかくなりました。
全身の筋力もついて、急激に身体能力が上がったようで、幼稚園での体操の時間にも変化が!
運動に対する抵抗感がなくなり、やればできるという達成感から自信を持てるようになったうようです。
息子が通っていた幼稚園では、年長の男の子は全員「側転」をマスターすることを目標としていましたが、これもクリア。1年前までは無理だろうなと期待していなかったのに、練習も頑張って、別人のよう!
ゴールデンエイジの発達は目覚ましいと感心しました。
運動が苦手→得意に変えた「空手」
息子は今、小学4年生ですが、「体育は得意!」と自信満々で答えるようになりました。
幼稚園時代からは考えられないことです。
空手を習って体を鍛えることが、こんなにも自信につながるとは思いませんでした。
そんな空手ですが、転勤族の我が家ではずっと続けるのは難しく、数か月前から習っていません。
その代り、スイミングスクールに通わせています。
小学生までのゴールデンエイジの時期は、何か運動はさせ続けようと思っています。
また、子供の運動能力を伸ばすためにしてあげたことで、やって良かったなと思うことがもうひとつ、鉄棒のレンタルです。
小学校の逆上がりの練習のためにとレンタルしましたが、もっと早く用意してあげればよかったなと思いました。お読みいただけると嬉しいです。