洞爺湖の温泉ホテルではナンバー1と評判の「TOYA 乃の風リゾート」に1泊しました。
せっかくならば子供の夏休みの良い思い出として残るように、高かったですが奮発。
温泉もビュッフェレストランも口コミの評価が高いので期待大でしたが…。うーん。どうでしょう。
建物は高級感あるし、眺めも最高に良かったので、洞爺湖の景色を楽しむには文句なしでした。一度泊まってみたい宿ではあります。
2019年8月の宿泊記になります。現在とは異なる点もあるかと思いますがご了承ください。
眺望は最高なのだが、掃除がイマイチ
チェックイン
ホテル内部は素敵空間が広がっています。
ロビーも上質な雰囲気で眺めもこのとおり!
乃の風リゾートは乃の風倶楽部とスパリゾート館に分かれており、乃の風倶楽部の方がランクが上です。
我が家はスパリゾート館だったので普通に受付に並んでチェックインしましたが、口コミなどによると、乃の風倶楽部に宿泊の場合はソファに座ったままチェックインできるらしいです。
この日はお客さんの数も少なめでゆったりしていました。前日まで日本に台風が来ていたので、その影響もあったかもしれないです。我が家は車で2時間の場所に住む道産子なので問題はなかったですが。
ウェルカムドリンクとお菓子をいただきました。ハスカップジュースもコーヒークッキーも美味しかったです。
「お荷物のお手伝いは必要ですか?」と聞かれ、全く必要なかったので、部屋への案内もなし。迷うような造りのホテルではないので、気楽で良かったです。
のんびりとドリンクやロビーの雰囲気を味わってから部屋へ。
全室レイクビュー
乃の風リゾートは立地を生かした全室レイクビューが魅力。
ちょっと写りが悪いですが、最上階(8階)なので景色は最高。スパリゾート館は天井から床まで窓なのが良いです。
ただ、カーテンを開けるとすぐ目に入ったのが窓に張り付いていたハエ。弱っていたのですぐ捕れました。
夏なので、虫は仕方がないです。
インテリアも上品。和洋室は広さも十分で落ち着きます。
ですが…。
ベッドヘッドがホコリだらけで、置いてあった時計は時刻が変。手に取るとここだけホコリがなくて形がくっきり。こげ茶なので、ほこりが目立つ色ではありますが…。
時計は電池が切れているだけではなく、秒針も折れていました。いつから置きっぱなしなのか…。
トイレが…
トイレに入ってあまりの臭さにびっくり。見た目は綺麗に掃除されていましたが…。
消臭スプレーが置いてありましたが、何度使っても変わりません。そんなものではごまかされないようで、翌日も臭かったです。
我慢できないレベルではなかったのですが、トイレが臭いと居心地が悪いものですね。
部屋の掃除が半端
部屋までは臭くないのですが、すぐに空気清浄器の電源を入れました。あってよかったです。
窓下や机の下の隅はしばらく掃除をしていないのかホコリがたまっていました。
四角い座敷を丸く掃くとは、まさにこのこと。
ベッドヘッドがあの状態ですからね…。
改めて口コミ情報を確認してみると、掃除に関しての不満が結構書きこまれていました。なるほど。
子ども用作務衣が気に入りました
部屋着として、作務衣・浴衣・パジャマと3種類も用意されていて、好みで選べるのでとても良かったです。
子ども用にも浴衣と作務衣があり、作務衣を着て息子は大喜び。着心地も良く、サイズぴったりでした。
トイレや部屋の掃除状況で嫌な気分になっていたのが、少し持ち直してきた感じ。
アメニティ
部屋着以外の備品類はごく普通な感じでした。必要なものは揃っています。
乃の風倶楽部だとスキンケア用品が充実していたり、コーヒーミルとオリジナルのコーヒー豆が用意されているようで、このあたりは差があるようです。
ロングラン花火大会の時期は特におすすめ
洞爺湖では毎年4月下旬から10月末まで、洞爺湖ロングラン花火大会が行われます。
予約したとき8階しか空いていなかったので迷うこともなかったのですが、上階の部屋から観る湖上花火は素晴らしかったです。
上から下までの大きな窓なので、しっかり観えましたよ!
天空露天風呂から眺めるとかなりの迫力だったと思われます。
温泉について
日帰り入浴は受け付けておらず、宿泊者だけの利用なので混んでいなくて良かったです。
「パノラマ露天TENQOO」
ここは本当に「天空の絶景露天風呂」でした。公式HPのとおり。
柵がないんじゃないかと疑うくらいに自然と一体化した造りでした。危なくないのかと思わず確認してしまいましたが、なるほどこうなってるのか~と安心。うまくできています。
特に朝早い時間は素敵でした。
早起き、おすすめです。
展望大浴場「EZOFUJI」
湯気で窓が曇ってしまうので景色はさほど期待できないかも。うっすらと見えます。
寝湯や季節の湯など4種ありました。季節の湯はレモンでした。
泉質はあまり特徴のない感じで、ちょっと物足りなく感じました。
なので私は薬湯が1番気に入りました。温泉なのに、入浴剤のパックのようなものが浮かんでいるのは悲しい感じもしましたが、いい湯でした。
男湯と女湯が入れ替わると、なくなってしまったので残念。
「薬湯」ということで、夫と息子は「千と千尋の神隠し」に出てくる川の神様の真似をして遊んだらしいです。私は一人なので、こういうときは寂しいです。
露天も大浴場もスパリゾート館にあるので、泊まった部屋と近くて便利でした。
脱衣所や洗面台は高級感もなく、ごく普通でした。
湯上りに飲めるよう、ウォーターサーバーがあれば良いのになと思いました。
ザ・銭湯「昭和乃湯」
昭和レトロで見た目が楽しい銭湯でした。
入口の「アイスキャンデー」の自転車も味があります。
ロッカーキーが木札で、3分の1の確率でカギがかからなかったのも当時の再現として昔懐かしい感じなのでしょう。良いと思います。
利用客は誰もいませんでした。
レトロ可愛い感じです。
シャワーの使い心地も昭和。シャワーヘッドが動かないというのは、こんなにも使いづらいものだったのか…。
浴槽は2種類あり、一つは熱すぎ、もう一つはぬる過ぎ。
熱すぎのほうは無理なので、ぬる過ぎのほうに浸かってみたものの、風邪ひきそう…。
ということで、すぐさま大浴場へ移動。平成のお風呂の設備の快適さを改めて認識させられました。
令和時代のお風呂はどのように進化していくのでしょうかね~。
すぐに出てきたとはいえ、昭和乃湯のコンセプトは悪くないと思いました。こういう遊び心は好きです。
ビュッフェレストラン
我が家は夕食も朝食もビュッフェを選びました。
乃の風リゾートには他の食事処として、和風フレンチ「風の音」と個室の和食会席「乃の風茶寮」もあります。
レイクビュービュッフェレストラン「波の音」は評判どおり、なかなか良かったです。
長くなるので別記事にまとめました。
ペットと泊まれるホテル
ペットと泊まれる部屋もあり、設備も充実しているようなので、ペットと一緒に旅行したい方にはとても良いホテルと思います。
私もペットと泊まれる宿をいくつか探したことがありますが、ここまで揃っているホテルは珍しいなという印象でした。
わんこと一緒に食事ができるレストランもあるし、フォトスタジオまであって、至れり尽くせり。
とても良い記念になると思います。
ドッグランを楽しく駆け回るワンちゃんの姿が見られましたが、とても幸せそうでほほえましかったです。
さいごに
ロビーにあるセレクトショップは商品も良く、展示の仕方も素敵で良かったです。
全体的にシックな雰囲気のホテルなのに、部屋の掃除がイマイチで残念でした。
たくさんの人が利用するだけに、清潔さは特に気になるところです。
お値段が高いとチェックも厳しくしたくなるので、私にはちょっと不満の残るホテルでした。
ただ、とても評判の良いホテルですし完璧な時もあると思うので、こういう利用客もいたという、ひとつの参考としていただければと思います。