転勤族の大きな悩みの一つがマイホーム。
特に子供が成長してくると、どうしようか悩みますよね。
私は親も夫も転勤族です。
現在、夫も私も40代で小学生の息子が一人。
マイホームを買って、次に転勤になったら単身赴任…という家庭も多くなってくる年代です。
転勤族の子供の気持ちも、親の考えもわかる私がマイホームについて考えてみました。
家を買うタイミング
私の親の場合、家を買ったのは私が高校生のときでした。
市内での引っ越しだったので転校はしていません。3つ上の姉は高校生でも転校を経験しました。
子どもの立場からすると、もっと早く買って欲しかったなと思います。
転校は嫌なものですし、古くて狭い家ばかり転々とする暮らしだったので、貧乏くさくてコンプレックスだった…というのもあります。
実家に帰っても、近所に親しい人がいないという寂しさもあります。
夫婦バリバリ共稼ぎならば
結婚したらすぐに家を買う夫婦もいます。
奥さんがバリバリ働く家庭に多いでしょう。
ローンのことを考えると、早いほうが良いですよね。
転勤で夫婦どちらも住めない期間は貸したり、「自分が住みたくなった時に住めないし汚されるのも嫌」といって賃貸に出さない人もいます。
旦那さんと奥さんが別々に暮らしているうえ、自分の家も維持…。お金があればそれも可能です。
ただ、10年以上自分の家に住めていない人もいます。
維持費だけがかかり、家は劣化していく…。もったいないですよね。ホント転勤族って不便です。
子どもが小さい時
子どもがいて、実家の近くなど住みたい場所が決まっている人は、子供が小さいうちから家を買ってしまい、転勤になったら旦那さんは単身赴任…というのもアリでしょう。
ローンも早く返せるし、実家の近くだと奥さんも働きに出やすいですしね。
ただ、私の印象だと、小さい頃の引っ越しはいろいろな土地で様々な経験ができるし、悪くないなと思っています。
小学校低学年くらいだと転校してもさほどダメージはないし、家族みんなで暮らすメリットのほうが大きいように思います。
小学校高学年になると
我が家としては、子供が小学生の間は親の転勤先で一緒に暮らし、中学生からは単身赴任だね~という感じです。
中学校に入学してからは転校しなくて済むようにしてあげたいと思いますが、「中学校に入学したとき、小学校からの友達が誰もいないといじめられるよ」という意見も結構ありました。
小学5年生までには子供の環境を整えてあげたいと言って、家を建てた人もいます。
小学校からずっといじめられていたけれど中学校で転校してリセットできたなどというケースもあるでしょうから、一概には言えませんが、子供が成長するにつれ、転校による精神的負担は大きくなってきます。
私も中学2年生で転校したので、嫌でした。
引っ越しをすると習い事も続けられないし、いろいろデメリットがあります。
子どものことを考えると、小学生高学年あたりで住宅購入はタイミングとして良いなと思います。
我が家はとりあえず賃貸
子どもが小学3年生になるタイミングで実家のある都市に転勤になったので、これを機にマイホーム…と考えないでもなかったのですが。
我が家、貯金がないので維持できるか不安です。
今後、夫が単身赴任になったら二重生活なんてやっていけるのか…という感じです。
それはさておき、たとえ多少の蓄えがあったとしても、我が家の場合はしばらく賃貸だなと思っています。
住むのは定年後かも?
我が家の場合、子どもは息子一人でたぶん大学にも行くでしょうが、家から通えるところを希望するとは限りません。
経済的に可能ならば、できるだけ叶えてあげたいところです。
そうなると、息子は家を出て、夫もどこに勤務しているかわからないですし、持ち家があっても住むのは私一人。
持ち家がなければ、私は夫について行くなりできますし、もしかすると実家の親に介護が必要になってそちらに住む可能性もあります。
今、家を持っても確実に住むのは何年だろうという感じです。
住まない間、うまく借り手が見つからないかもしれません。
持ち家はむしろ負担になるかもしれないと思っています。
持ち家は資産になるのか?
今は夫の職場から家賃補助も出ていますが、単身赴任となった場合の私と息子の住む部屋の家賃を考えると今から頭が痛いです。
家賃をただ払うよりはやっぱり持ち家を…というところですが。
持ち家も購入するだけで終わりではなく、維持費がかかりますからね。
固定資産税や修理費など。
マンションの場合は毎月の管理費なども必要です。
ちなみに私の親は転勤している間、そのうち住むつもりでマンションを購入し賃貸に出していましたが、いざ住もうと思ったら買った時とは様子が変わっていて、見るからに古いし、前にマンションが建って日当たり悪いし…で売りに出しました。
昔の景気が良かった時代の話なので、中古でも損することなく売れましたが、今の時代だとかなり値が下がったであろう物件でした。
もちろん、売ることなど全く考えず、ずっと住むのであれば問題ないですし、子や孫に渡していくこともできます。立派な資産です。
ただ、快適に住み続けようと思ったら、家には何かと修繕が必要になりますし、結構な料金が発生します。
賃貸は楽
賃貸暮らしは気楽なので、私は一生賃貸でもいいかなと思っているくらいです。
- その都度、便利な場所に住める
- 設備などに修理が必要になったら、管理人さんに言えばすぐ直してもらえる
- 経年劣化に対する費用負担がない
- 近所に困った人がいたら引っ越せる
賃貸住宅のメリットはこんなところでしょうか。
デメリットは老後の家賃負担ですが、我が家のようにライフスタイルが変化する家では住宅購入にはなかなか踏み切れません。
ずっと一戸建てに憧れていたけれど、年を取ったら便利な場所でマンション暮らしをしたい…など、住みたい家も変わってきます。
賃貸だと自分の資産にならないので、家賃分捨てているイメージですが、持ち家の購入費用と維持費の高額さを考えると、そんなに損でもないのかなと思います。
老人は賃貸契約がしづらいとも言われていますが、10年後、20年後には家が余る時代が来るという説もあるので、今とは状況が変わっているかもしれません。
さいごに
持ち家にしろ賃貸にしろ、住む場所にはお金がかかるので、しっかり貯金しなくてはなりませんね。