鉄のフライパンは一生もの…と言われていますが、
- プロが愛用しているというし、素人には扱いづらいのでは?
- 手入れが面倒なのでは?
- 油を大量に使うのでは?
など、使うのに抵抗がある方もいると思います。
しかし!
小学生の頃のお手伝いから数えれば30年以上使っておりますが、むしろ雑に扱っても平気なのが鉄のフライパン…と思っています。
鉄に慣れるとやめられない
テフロンはすぐにダメになる
結婚して、しばらくは夫が持っていたテフロンのフライパンを使って料理をしていましたが、すぐにテフロンがはがれてダメになりました。
それまでは実家で鉄のフライパンを使用していたため、やっぱり鉄がいいな…と鉄のフライパンを買いました。
お弁当に毎朝使う玉子焼き用のフライパンも欲しくなり、有名メーカーのテフロン加工のものを買いましたが、やはり数年でダメになりました。
テフロンのほうが油も少量で済むし、ウインナーを炒めるときなどテフロンのフライパンが一つはあったほうが良いかと思ったのですが…。
はがれたテフロンをじわじわと体に取り入れていたのかと思うと、なんだか嫌な気分。
結局、卵焼き用のフライパンも鉄に買い替えました。
はじめから、鉄のフライパンにすれば良かった…。
鉄のフライパンの手入れは簡単
絶対守るのはこの二つ
一般的な鉄のフライパンを扱ううえで注意していたのは、この2点。
- はじめにしっかり空焚きをする
- 使い終わったらすぐ洗う
ちなみに私はリバーライトの「極」という鉄のフライパンを使っていますが、この商品は空焚き不要です。
なので、気をつけているのは使い終わったらすぐ洗うことのみ。
他の注意事項は…
鉄のフライパンは洗った後に油を塗ってからしまう…といわれているようですが、実家の母は行っておりませんでした。
さらに、鉄のフライパンには好ましくないとされている洗剤を使ってゴシゴシ洗うという作業も行っていました。
母は調理師の免許も持っているし、料理上手な部類だとは思うのですが…。
知らないのかな~と思って教えてあげると、
「洗剤使わないと綺麗になった気がしないし、せっかく洗ったものに油なんて塗りたくないでしょ」とのこと。
「お母さんのフライパン、綺麗だし使いやすいでしょ」と言われ、確かに綺麗だし、食材がこびりつくこともナシ…。
こうして実家では40年以上同じフライパンを使い続けております。安物だったらしいですが、まだまだ何十年も使えそうです。
油返しは行っていません
さて、自分用に鉄のフライパンを買い、取扱説明書を読んだところ、鉄のフライパンには「油返し」という作業が必要であるとのこと。
え?なにそれ。
それなりに実家でも料理をしていたので、鉄のフライパンは使い慣れているはずでしたが知りませんでした。
実家の母もこの作業を省いています。
そして、何の問題もないので私も行っていません。
油返しというのは
フライパンを中火であたため、お玉一杯くらいの油を入れてなじませ、その油をオイルポットに戻すという作業。
油がもったいないし、オイルポットに移すときに絶対もれて汚れるだろうし、面倒くさっ!
というわけで、私はオイルポットも持っていません。
本来の使い方ではないので、油返しは必要ありませんと堂々とは言えませんが、こんなズボラでも問題ないという一例です。
油は多め。鉄分も摂取。
鉄のフライパンを使って調理する上で大事なことは、油を多めに使うことです。
「極」のように空焚き不要のもの以外は、使用前の空焚きも大事。
油はフライパンに馴染ませるので、料理が油っこくなるわけではないです。
油の摂取は控えたい…とケチってはいけません。焦げつきます。焼き物の調理油が少し多い程度では健康に悪いことはないでしょうし、鉄分が取れるメリットのほうが大きいと思います。
私は剥げたテフロンが体に入っていくほうが気になります。
専門知識があるわけではありませんが、とりあえず私の場合、毎年の健康診断で血中コレステロール値はむしろ低いくらいだし、かつて妊娠中の血液検査では鉄分が取れていることを医者から褒められました。鉄分不足の方がけっこう多いらしいですよ。
すぐに洗うと楽
鉄のフライパンは、使った後すぐに洗うと汚れは簡単に落ちます。
すぐに洗わないと、汚れがフライパンにこびりつきます。
毎回絶対にすぐ洗わないといけないと気張る必要ありません。ちょっとした焦げ付きであれば、熱湯でしばらく煮立たせると落ちるので、早めに対処すれば大丈夫です。
横着して、そのままにしておくと、どんどん汚れがこびりついて面倒くさいことになります。何度も煮立たせたり、タワシとクレンザーで力いっぱいこすったり、紙やすりで削ったり…。なんとか復活しましたが、大変でした。
とにかく、使用後はすぐに洗うことです!
タワシでこすり洗い
蛇口のお湯をザーッと流して、タワシでこすり洗い!
ただこれだけでOKです。
タワシは持ち手つきの物が気に入っています。持ち手がないと、手(ゴム手)に油汚れがつくのが不快というのがその理由。
100円のキッチンたわしでもOKですが、すぐつぶれるので買い替えが早いです。プラスチック製ブラシでは汚れがとれず、全く使い物になりませんでした。
持ち手はなくても、汚れの落ち具合と耐久性は昔ながらの「亀の子タワシ」が優れているように思いますので、お好みで。
今使っているのは「かるかやたわし」です。フランパンの汚れも落ちるし、タワシ自体に油が付着しないので、なかなか使いやすいです。レトロな見た目も気に入っています。
風とおしの良い場所に吊るさないとカビやすいところが注意点です。
さいごに
使い方や感じ方は人それぞれですので、なんら保証はできませんが、私は鉄のフライパンをとても気に入っています。
ハンドルは木製なので、だんだん緩んできますが、交換パーツも別売りされています。本当に長く使用できるフライパンです。
また、鉄のフライパンにはこのフライ返しがとても使いやすく、おすすめです。