昔から漫画が大好きですが、主婦になってからはお金を出してまで滅多に読まなくなりました。
そんな私が2020年10月2日、発売日に購入した漫画が2冊。『鬼滅の刃』22巻と『この音とまれ!』23巻です。
新刊が出るのが楽しみな漫画なんて、2010年12月に出た『のだめカンタービレ』最終巻(25巻)以来です。10年前ですね。
『鬼滅の刃』は小学生の息子がいなければ買うことはなかったかもしれませんが、『この音とまれ!』は電子コミックサイトの無料お試しを何気なく読んだところ、どうしても続きが読みたくなりました。続きが気になる漫画はたくさんありますが、購入したのは初めてです。しかも10冊くらいまとめてドカッと。
『この音とまれ!』は少年漫画ですが、作者が女性なので少女漫画っぽい部分もあり、女の人にも馴染みやすい作品です。というか、私ははじめ少女漫画だと思っていました。
舞台は高校の筝曲部。お琴というマイナーな題材ですが、元不良少年が初心者ながら天才的…という、なにやら『スラムダンク』のようなところもあります。
「のだめ」をきっかけにクラシック音楽に興味を持った方も多いと思いますが、お琴もいいですよ~。
『この音とまれ!』まずは試し読みで
『この音とまれ!』は2020年10月2日の時点で23巻まで発売されています。
私がこの漫画を知ったのは昨年の秋ですが、電子書籍サイト「ebookJapan」でなんと10巻まで無料で読めました。期間限定ではありましたが、その後も何度か10巻まで無料で読める時期がありました。
最新23巻が発売された2020年10月も、15日まで1~10巻が無料で試し読みできます。
「コミックシーモア」でも2020年10月15日まで1~10巻を無料で読めます。
高校生の青春物語というとクサイけれど…
部活(筝曲部)に打ち込む高校生たちの青春物語です。作者も琴経験者で、お母さんとお姉さんは筝曲家だそうですよ。本格的な音楽漫画として楽しめます。
主人公は2人いて、新入生の元不良少年と筝曲部2年の真面目で地味なメガネくんいうタイプの違う男の子です。
ヒロインは筝の家元の娘で、コンクール総なめの天才少女です。人づきあいの苦手な美少女で、この子も主役的な役回りです。
他の部員や先生がメインになる話もけっこうあります。人物ひとりひとりの背景が丁寧に描かれていて、みんな魅力的ですよ。読み進めていくと感動的なシーンが多くなります。
恋愛模様もあり、不器用で可愛いです。
オリジナル楽曲が素晴らしい!
『この音とまれ!』はテレビアニメ化されていて、私がこの漫画を知った時にちょうど放送されていました。
基本的には原作コミックのほうがテンポが良くて面白いと思いますが、演奏シーンになるとアニメならではの良さが味わえます。
特に『この音とまれ!』で使われる曲はオリジナル曲が中心なので、漫画ではどんな曲か雰囲気を味わうことしかできなかったものが、アニメだとバッチリ聴けます。とんでもなく良いです。作者のお母さんとお姉さんが作曲を担当しているそうですよ。
youtubeでも演奏動画が配信されていますが、アニメの最後で演奏された『天泣』という曲は、できれば原作を読んでから聴いていただきたい曲です。コミック13巻で演奏されます。
私はアニメを録画していたので何回も聴きましたが、あまりにも好きでCDも買ってしまいました。アニメのサントラなんて買ったのは初めてです。
3巻で演奏する『流星群』という曲もカッコイイです。
『この音とまれ!』はもっともっと有名になるべき漫画ですよ!