毎日コーヒーを飲むと脳にいいとか、長寿の秘訣は緑茶だの、水は一日1ℓ飲むべし…など、身体にいいとされる飲み物が多すぎて、結局何を飲んだらいいのか悩みませんか?
コーヒーも紅茶も緑茶も好きだし、どうせなら効果的に取り入れたいものです。
私の場合、若い頃は一日にコーヒーを何杯飲もうが、寝る前にお酒をたくさん飲もうが平気だったのですが、年とともにカフェインやアルコールに弱くなってきました。
好きなものを好きに飲めばよいというわけではないですね。
アラフォーになると、いろいろな面で劣化を感じます。
健康で美しくあるために、まずは毎日の飲み物から見直すことにしました。
webで上位検索されるものに嘘は書いていない…と信頼しているので、いくつか読んで得た情報と私が実践した感想をまとめてみましたので、参考にしていただければと思います。
目覚めのコーヒーはNG?
朝といえばコーヒーという方も多いと思いますが、私は朝からカフェインを摂るとどうも体調が悪いと感じるようになり…。
調べてみると、人間はもともと覚醒を促すホルモンを起床時に向けて分泌しているので、カフェインの力は必要ないようです。
必要ないというか、邪魔。
カフェインへの耐久性が上がり、摂取量が増加する原因となりやすいそうです。
ただ、体質は人それぞれですから、コーヒーの眠気覚まし効果が体に合っているという人もいるでしょう。
心筋梗塞の予防には朝のコーヒーが効果的という説もありました。
単に朝コーヒーを飲むのが癖になっているだけならば、見直してみるのもいいかもしれません。
ちなみに、コーヒーのようなカフェインの多い物を空腹時に飲むと、胃を刺激して口臭の原因になるそうです。それも嫌ですね。
コーヒーを飲むのによい時間
覚醒ホルモン「コルチゾール」は目覚めた直後に50%増量し、朝8~9時にピークを迎えるそうです。
昼の12~13時、夕方17:30~18:30にも多く分泌されるので、この時間帯は避けたほうが良いとのこと。
朝だけじゃなく、ランチの後も?という感じですが、13時以降にしたほうが体には良さそうです。
我慢してストレスになるほうが悪い気もするので、臨機応変に…というところでしょうか。
コーヒーを飲むのに最適な時間は、「午前中9~11時」「午後13~16時」あたりですかね。
コーヒーの効能
ここ数年、コーヒーを飲むと死亡リスクが減るということで注目されています。
- リラックス効果
- 心臓病・脳卒中・呼吸器疾患のリスク低下
- 糖尿病の予防
- 肝機能の改善
- パーキンソン病の発症を抑制
- シミの予防、アンチエイジング
- 体脂肪燃焼(ダイエットに効果的)
1日3~4杯くらい飲むといいと言われていますが、他の飲み物でもカフェインを摂取する場合はもう少し減らしたほうがよいでしょう。
朝は常温の水、そしてココア
朝の寝起きに飲みたいのは常温の水です。
寝ている間に失った水分を補いましょう。
さらに内臓を温める効果とデトックス効果も期待するならば、白湯。
ただ、白湯はちょっと時間がかかるので、すぐには飲めないんですよね…。
白湯の作り方
白湯はお湯を沸騰させれば良いというわけではありません。レンジでチンなど美味しくないだけ。
- やかんに水を入れて強火にする
- 沸騰したら、蓋を取って弱火にする。10~15分沸かす。
- カップに注いで50℃くらいまで冷ます。
意外と手間がかかります。
私は多めに作って保温できる水筒に入れています。
白湯の効能
白湯に何か特別な物が含まれているわけではなく、体に必要な水分補給をしつつ、内臓を温めることに効果があります。
内臓温度が1℃上がると、代謝が10%UPするらしいですよ。
内臓の働きが活発になることで健康につながるというわけですね。
血行が良くなったり、脂肪燃焼効果も期待できます。
ココアの健康効果がすごい
朝に飲むとすごく良いなと、私が特に実感するのがココアです。
といっても、私は朝ごはんは米と味噌汁が食べたいこともあり、たまにしか飲まないのですが…。
コーヒーもいろいろな健康効果が期待できますが、ココアのほうがポリフェノールが豊富だったり、食物繊維が豊富だったり。
ココア1杯分で人参1本分の食物繊維が取れるそうで、ビックリです。
- リラックス効果
- 貧血の予防
- 風邪やインフルエンザの予防
- 冷え性改善
- 美肌効果、アンチエイジング
- 便秘改善
- 認知症予防
- 動脈硬化抑制、血圧改善
- がんの予防
カカオの健康効果が注目を集めているだけあって、ココア恐るべし。
なぜ、朝に飲むのが良いかというと、他の飲み物よりもカロリーが高いからです。
朝に摂ると腹持ちが良いし、脂肪になりにくい。
お通じにも良いし、身体を温めてくれるしで、こんな体に良い飲み物をいつ摂るかといったら、朝がおすすめ。
私は冷え性なので、朝にココアを飲むと効果抜群。
リラックス効果で頭もスッキリするし、体がポカポカして働きが良くなります。
さらに食欲を抑えてくれる効果まであるので、間食が減り、ダイエットにもなります。
朝にアイスクリームを食べる「朝アイス」にも似た効果があり、気に入っているのですが、体を温める朝ココアのほうがより健康的ですね。
お茶の効能
やっぱりお茶はすごい
昔から薬として重宝されてきたように、お茶の健康効果については古くから知られています。
中国最古の薬物書『神農本書』には、100草を摘んでなめ、72の毒にあたったけれど、お茶を飲んで解毒したと書かれているそうです。
それはスゴイ…。
といっても、どこまで信憑性があるのか怪しいですが、実際わたしは高校生の時、皮膚科に通って薬を飲んだり、何を塗っても治らなった顔のニキビを「どくだみ茶」で治したことがあります。
ニキビができやすい体質で、数年ほど悩んでいたのですが、母が「体にいいらしいよ」と言って飲み始めたどくだみ茶を一緒に飲んでいたら、2週間ほどでニキビが綺麗に消えました。
お茶のパワー、あなどるべからず。
お茶を飲む時間
どくだみ茶や、ここ数年人気で毎日私も飲んでいるルイボスティーはノンカフェインなので、気を付けるのは飲みすぎないことぐらいでしょうか。
ちなみに、ルイボスティーの効能についてはこちら。
食事中はお茶を飲まないほうがいいという説もありますが、食べる物にもよるでしょう。
脂っこい中華料理には中国茶がよく合いますよね。
緑茶や紅茶にはコーヒーほどではないにしろカフェインが含まれているので、朝すぐは避けて、午前9時以降に飲むのが良いでしょう。
ただ、お茶にはカフェインの作用を抑制するタンニンという成分も含まれているので、コーヒーより影響は受けにくいです。
ちなみに、カフェイン量は緑茶がコーヒーの3分の1、紅茶が2分の1です。
(例外として、玉露はコーヒーの2倍以上のカフェイン量です)
カフェインに弱くなった私でも、朝食後の緑茶は問題ないです。
紅茶は微妙。ノンカフェインのハーブティのほうが気分が良くなります。体が求めているのでしょうね。
緑茶・紅茶の効能
- 風邪やインフルエンザの予防
- アレルギーに効く
- 虫歯の予防
- 消臭
- 殺菌・抗菌作用(食中毒の予防)
- がんの予防
- 動脈硬化や脳卒中の予防
- 糖尿病の予防
- 美肌効果
- リラックス効果
どちらもお茶なので、成分も似ています。
ただ、緑茶のほうがカテキンの量が多く、ビタミンも豊富。
その代わり、紅茶にはカテキンが変化したテアフラビンとテアルジンという成分が含まれています。
緑茶は免疫力を上げる効果、紅茶は抗ウイルス効果に優れています。
あと、認知症予防にはコーヒー・紅茶よりも緑茶が良いという研究結果もあるようですが、どうなんでしょう。このあたりはまだこれからの研究に期待したいところです。
まとめ
朝 | 白湯、常温の水、ココア |
---|---|
9時~ | コーヒー、紅茶、緑茶など |
昼食 | |
13時~ | コーヒー、紅茶、緑茶など |
夕方~ | ノンカフェインのお茶 |
積極的に摂るとしたら、こんな感じでしょうか。
あとは常温の水や白湯や麦茶などでちょいちょい水分補給。
私は白湯や紅茶を多めに作ったときは、スタンレーの水筒に入れています。おしゃれだし保温効果抜群です。朝入れたお湯が夕方になっても熱い!
コーヒーやお茶は福袋でお得に購入しています。